タイドプールスタジオ

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3dsMaxの設定をいじったら仕事が3倍速くなった

2025.04.01.
3DCG制作のメインツールとして20年以上使っている3dsMax。最初のバージョンがリリースされたのは1995年くらいだったでしょうか。モデリング機能が「モディファイヤ」というパーツとして提供され、都度必要なモディファイヤを追加しながらモデリングを進めていく非破壊型ともいえるワークフローに驚きました。
Maxのバージョンが上がり多機能化するのにつれてモディファイヤが増え、モディファイヤリストもどんどん長くなっていきました。画像は縦1440pixelのモニタで表示したモディファイヤリスト。社外プラグインは入れていない状態ですが、ほぼ2画面分あります。
ある時ふと「仕事時間の1/3くらいはモディファイヤスリストをスクロールしてる時間なのではないか?」ということに気づいてしまいました。
それで調べてみたら、やはりありました。モディファイヤリストのカスタマイズ機能。
モディファイヤリストを右クリックするとカスタマイズ設定のウィンドウが開きます。ここで選んだモディファイヤがリストの最上部に表示されます。
私の場合はよく使うモディファイヤ7個を登録しましたが、リストのスクロール時間はほぼゼロに近づきました。今までどれだけの時間を無駄にしてきたのでしょうか。
それほど多くの3DCGアプリを使ってきたわけではありませんが、ポリゴンモデラーとしてMaxは非常によくできていると思っています。ポイントをプチプチとエディットしている時のテンポ感が非常に良かっただけに、モディファイヤリストのスクロールは邪魔な作業でした。 カスタマイズしたことで集中力を削がれることがなくなりました。
Maxにさらに何か望むとするなら、規格モノのH鋼がプリミティブで用意されることかなあ。作ってストックしておけばよさそうですが、読み込んで必要なレイヤーに移動して必要な位置に移動して、とやるくらいなら欲しい場所と向きで断面を描いて押し出しちゃった方が早いんですよね。